kotamanegiの取り扱い説明書

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ICPC 2020 Asia Yokohama Regional 参加記

2021年3月16~17日に開催されたICPC2020 Asia Yokohama Regionalにチームonionsで参加しました。 メンバーはjupiroさん・kuhakuさん・kotamanegi、コーチはbadlyluckyさんです。 最初に結果を書くと、ABCEGHIJKの9完で4位でした。

コンテスト前

8時まで寝ていました

コンテスト中

jupiro -> A, kuhaku -> B, kotamanegi -> C以降を眺める という役割分担でスタートしました。 A,Bの実装に苦戦する姿を見ながらC以降を流し見すると、Cがとても解きやすそうに見えたので初手として着手しました。 迷路の解き方の一例である左手法は実装が簡便なので、命令を愚直に書くと6行で書けたのでACを確信。 左手法が適用できる条件が必ず満たされることを確認してから総当たりを実装して提出するとFAの表示が出たので脳汁ブシャー。 普段バイトで実装している量子回路シミュレータqulacsの設計を参考にしてポリモーフィズムっぽく実装すると綺麗に書けました。

次の問題を探して遊覧している間にjupiroさんがJをACして一気に上位入り。 問題を眺めている内にG問題で天啓が降りて書き下すとAC。これでさらに順位が上がりました。

解法が思い浮かんだらしいkuhakuさんとjupiroさんにE問題を投げ、並列考察していたIはどうせ動的計画法でしょと決めつけて実装してみたら本当にACしてしまい、嬉しい反面困惑してしまいました。こんな上位を維持したままICPCで走り続ける事になるとは想像すらしていなかったので入賞が頭にチラつき始めたのはこのタイミングからだったと思います。普段大口を叩いていますが自分の実力は自分が一番よく知っているので、まさかこんな上位争いをする事になるとは正直思っていませんでした。 ここまでくると着手できる問題も少なくなったので、苦手ですが文字列問題Kにチャレンジすることにしました。 ローリングハッシュを書くのが面倒かつ怖いと思って後回しにしていたんですが、(僕の中では自明だった)動的計画法を書いてバグらせながらもAC。 Kに夢中になっている間にkuhakuさんとjupiroさんもEをACして、残りDとFの時点で4位になっていた事に驚きました。しかし同時にWF枠獲得必要条件がDまたはFのACだったので何がなんでもどちらか通さなければならないという思いが勝っていて険しい気持ちでいっぱいでした。 問題を何回読み直してもどうせ正解法では今の実力では解けないと思ったので嘘解法を錬成して提出しましたがやはりダメでした。

感想

予選では11位だったので10位以内を目標にしていましたが、結果は4位入賞で去年の21位から大躍進でした。 チームメイト、応援してくれた皆様、そして裏で支えてくれた猿渡先生に感謝しています。 来年度の阪大チームも上位争いできるよう精進を続けていきます。引き続きよろしくお願いします。

P.S. 西尾総長見てますかー?????阪大がICPCでまさかの4位ですよー!阪大を全世界に向けて宣伝したので褒めてください!!!ワニ博士バンザーイ!!!!!